トラベルワクチン(渡航前ワクチン)について
感染症は世界各地に存在し、国や地域ごとに特徴的なものもあります。旅行や出張、留学などで海外へ行かれる方には、現地で感染する可能性のある病気を予防するためのワクチン接種を事前に整えておくことが大切です。
当院では、渡航先や帰国後の健康を守るためのワクチン接種をサポートしております。
ワクチンの種類
渡航される国や地域ごとに推奨されるワクチンは異なります。
また、これまでの接種歴や渡航の目的によって必要なワクチンも変わりますので、どのワクチンが必要かについてはお気軽にご相談ください。
予防接種 | 対象 | 費用 |
---|---|---|
黄熱 | 当院では現時点で接種できません | |
A型肝炎 | 途上国に長期(1か月以上)滞在する人、特に70歳以下 A型肝炎ワクチン 予診票 |
8,000円/回 |
B型肝炎 | 血液や体液に触れる可能性のある人 | 8,000円/回 |
破傷風 | 冒険的な旅行やアクティビティに参加し、けがを負うリスクが高い方 | お問合せください |
狂犬病 | イヌやキツネ、コウモリなどの哺乳類が多く生息する地域へ渡航される方、とくに医療機関へのアクセスが難しい場所に行かれる方や、動物と直接触れる機会の多い動物研究者 狂犬病ワクチン 問診表 |
お問合せください |
不活化ポリオ | 流行地域に渡航する人 | 11,000円/回 |
日本脳炎 | 流行地域に長期滞在する人(主に東南アジアでブタを飼っている農村部) | 8,000円/回 |
麻しん風しん・インフルエンザ | 海外へ渡航しない人も含めて、すべての人 | お問い合わせください |
髄膜炎菌 | 感染症が流行している地域へ渡航される人や、定期的なワクチン接種が行われている国へ留学される人 | お問い合わせください |
※上記費用は接種1回あたりの費用です。
※日本国内で承認されているワクチンについて、こちらをご参照ください。(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/vaccine-j/249-vaccine/589-atpcs003.html
※海外渡航前のワクチンについての情報はこちら(厚生労働省検疫所)
https://www.forth.go.jp/moreinfo/topics/useful_vaccination.html
トラベルワクチンについて
トラベルワクチン(渡航前ワクチン)の流れ
接種日程
接種は院長が担当いたします。対応可能な日時は院長の勤務日に限られますので、最新の勤務表をご確認ください。
今後の予定については、お電話にてお問い合わせください。
※英文証明書をご希望の方は、申込日から2週間程度先の日時でご予約をお願いいたします。
※事前に接種を希望されるワクチンの予診票を、下記よりダウンロードしてご準備ください。
接種日ご来院
- 体温が37.5度以上ある場合は、予防接種を受けられません。
- 接種の間隔を確認する必要があるため、当院以外で予防接種を受けられる場合は必ずお知らせください。
- 母子手帳をお持ちの方は、忘れずにご持参ください。
接種後
- ワクチン接種後は、体調の変化がないか確認するために、15分ほど院内でお待ちいただきます。
- 接種当日は入浴やシャワーをしていただいて構いません。
- 注射部位が赤くなったり腫れたりすることがありますが、多くの場合は数日で自然におさまります。
- 生活に支障が出るような症状が見られた際は、当院までご連絡ください。
ワクチン接種日の持ち物
- 問診票
- 母子手帳
- 接種証明書(ある方)
- ワクチン手帳(ある方)
※原則として、接種記録が確認できないワクチンは未接種として扱います。
トラベルワクチンの注意事項
- ワクチンは事前発注が必要なため、接種は完全予約制です。希望される方は、必ず事前に当院へご連絡ください。
- 予約後は、日程変更以外のキャンセルはできません。
- 英文証明書をご希望の場合は、予約時に対応可能か当院へご確認ください。
- 証明書発行には約2週間かかる場合がありますので、余裕をもってお申し込みください。至急発行を希望される場合は、特急料金が発生します。
- 無断キャンセルはお断りしており、キャンセル料(実費および予約料)がかかります。予約日程の変更は必ず事前にご連絡ください。
英文のワクチン接種証明書・診断書について
証明書の種類 | 料金 |
---|---|
診断書【日本語】 | 3,000円~(指定用紙がある場合はお問合せください) |
英文診断書【英語】 | お問い合わせください |
保険会社提出用診断書【英語】 | お問い合わせください |
余裕を持ったワクチン接種を!
ワクチンの中には、2回~3回の接種が必要なものもあります。そのため、海外渡航を予定されている方は、出発の少なくとも3か月前から余裕をもってスケジュールを立てることが重要です。
また、渡航先によって必要なワクチンは異なりますので、早めにご相談いただくことをおすすめします。