アレルギー疾患

アレルギー科

アレルギー科気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーといったアレルギー性疾患全般の専門的な診察、治療を行っています。

特に当院は、小児科専門医とアレルギー専門医を同時に取得している医師も在籍しております。また、アレルギーの専門的知識や技術を有する看護師の育成にも取り組んており、PAE(小児アレルギーエデュケーター)、CAI(アレルギー疾患療養指導士)の資格を持つスタッフが在籍しています。
専門的な診療をチームでサポートしていきますのでご相談ください。

気管支喘息とは

気管支喘息とは空気の通り道である気道は、気管自体が広く、気管支の周囲にある筋肉がゆるやかであれば楽な呼吸が可能です。喘息の方の気道は、気管が分泌物やむくみによって狭くなり、気管支の周囲にある筋肉が収縮しているため、空気が十分に通れずにゼーゼー・ヒューヒューと苦しい呼吸になる症状が現れます。

小児気管支喘息

小児の気管支喘息はアレルギーによって起こる「アトピー型」が多数を占めますが、1歳未満の赤ちゃんでは気道感染ウイルスによって発症する「非アトピー型」が多くなっています。

特にRSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなどでは気管支喘息と同様に分泌物で気管支や気道が狭くなってゼーゼー・ヒューヒューと苦しい呼吸になる症状が現れます。
生後1ヶ月未満の赤ちゃんに症状が出た場合は速やかな受診が必要です。発熱がない場合は、気道だけの問題ではない可能性もあります。
また生後1ヶ月以上の場合も、顔色が悪い、元気がない、ミルクをあまり飲まないなどの症状をともなう場合はできるだけ早く受診してください。
当院では、成長過程に伴って治療内容を検討しながら長期管理が可能です。

蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹(じんましん)発疹・湿疹は皮膚トラブルですが、アレルギーが背景にあって起こっていることがよくあります。アレルギー症状として蕁麻疹を起こしている場合、何度も繰り返すと重篤な発作を起こす可能性もあります。
また、アレルギーで皮膚に症状が現れている場合は、軟膏による治療だけでは改善できないことがよくあります。原因を絞り込み、適切な治療とケアを行って症状を出さないようにしていきましょう。
専門的な管理が必要ですので、まずは当院を受診してください。

アトピー性皮膚炎

湿疹が治ってもすぐまた悪化してしまう場合、軟膏の使い方、内服薬の選択、生活習慣などを見直す必要があります。
軟膏は皮膚やお体の状態などに合わせた処方が重要になります。また、有効成分などによる種類、効果の強さ、塗るタイミング、塗り方、塗る量と回数によっても効果の出方が大きく異なってきます。塗り方の指導をしっかり受けて正しく行うことがとても重要です。内服薬に関しても漢方薬などを併用した処方が有効になるケースもあります。

外来治療としては、日々の生活環境も大事になります。爪の管理、汗や紫外線対策、食事など生活習慣を見直すことも症状改善に大きく役立ちます。当院では、こうしたきめ細かいフォローやアドバイスによって、少しでも早くつらい症状を改善できるようにしています。

特にお子様の皮膚症状改善には、ご家族をはじめ周囲の方の協力がとても重要になってきます。ご両親だけでなく、祖父母をはじめお子様と接する機会の多い方の協力が症状改善に不可欠です。協力いただく方にお願いする内容などもきめ細かくお伝えしていますので、何でもご質問ください。
当院は、アレルギー専門医である院長のほか、小児アレルギー領域の専門看護師が勤務しておりますので何でもご相談ください。

食物アレルギー

乳幼児の蕁麻疹で見つかることが比較的多く、発疹以外では嘔吐や下痢、咳やゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音などの症状を起こすこともよくあります。幼いお子様に多いのは、鶏卵・牛乳・小麦によるアレルギーです。また、学童期に増える花粉症では、果物へのアレルギーが交差反応として生じることがあります。これは果物アレルギー症候群(PFAS:花粉-食物アレルギー症候群)で、花粉が飛散していない時にも発症します。
当院は、小児食物アレルギー負荷試験の認定施設です。食物アレルギーの正確な診断には食物負荷試験が必要になりますので、何か心配なことがございましたら一度当院を受診してください。
当院ではこうしたことも含めて、症状、普段の食事、検査値を総合して判断し、保護者の方といっしょに考えながら治療を進めています。

舌下免疫療法

くしゃみ、鼻水、鼻つまり、目のかゆみなどの症状が年中、または特定の季節にだけ現れる場合には、ダニアレルギーや花粉症の可能性があります。舌下免疫療法は抗アレルギー薬ではなく、治療薬を舌の下に投与して免疫をつけていく治療法です。
ダニの舌下免疫療法はいつでもはじめられますが、スギ花粉症の舌下免疫療法は春以外にスタートさせる必要があります。
将来、受験を考えている方や、春先に毎年大きなイベントがある方には特におすすめです。効果を実感できるまである程度の期間が必要なため、早めにご相談ください。

               
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